息子への事業継承に伴う円滑な保有株式の譲渡
ご相談いただいた背景
私は中小企業を経営しております。息子がおり、事業の後継者として期待しております。
後々は株式の譲渡・代表取締役への就任を考えています。
ご相談内容
一度に全ての保有株式を渡すと、贈与税が生じることを会社の顧問税理士さんから説明されました。そうなると問題となるのは、いつ経営の全権を移すか(株式を渡すのか)という方法及びタイミングです。税理士さんから事業承継のための株式の譲渡について税務上の手続きが簡略化され、以前よりも利用しやすい制度に改正された旨の説明を受けました。他に円滑な事業承継の方法があれば、お教えください。
ご提案内容
事業承継促進税制を活用することは、
ご相談者様にとって大変有益だと思います。
もう1つの方法として、信託を利用することはいかがでしょうか。
以下のような信託契約となります。
委託者：社長様
受託者：息子さんの奥様
受益者：社長様、社長様の死亡後は息子さん
信託財産：株式
注記：社長様が生存中は、社長様の指揮命令に従い、息子さんの奥様が事務処理等を行う。
終了事由：息子さんの死亡により終了
これにより、経営の空白期間をつくらずに株式を承継させることが可能です。
もし、社長様の死亡により相続税が発生する可能性がある場合、信託期間中に
関与税理士さんと生前対策する時間もございます。
お客様の声
信託を利用することで、
経営の空白期間を作らずに株式を継承することができました。
ありがとうございました。