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CASE01

父親の遺産相続に伴う兄弟の事例

相談者 長男
家族構成 長男・次男
相続資産 父名義の不動産、預貯金

状況

私達兄弟は、以前は仲が良かったです。亡くなった父の介護費用の負担などについて言い争いとなってしまいました。結果としては父と同居していた私達長男家族が介護をしました。父の財産を分割する際に、介護をした=当然に多くの財産を相続すると思い、その旨を主張しましたが、相手は納得せず、分割協議は平行線のままとなっています。

POINT

身の回りの世話や介護をしている家族は、介護しているのだから多くの財産を相続できると考えます。それを具体的な数字や金額に反映させることは難しく、相続人間のトラブルの要因となっています。このような相続トラブルは生前からくすぶっていることが大半です。それが、相続発生とともにいっきに表面化します。
父親の遺産相続に伴う兄弟の事例

家族信託で解決する場合のご提案内容

このような場合、遺言にて長男の相続分を多めに指定することで相談者の要望が実現可能です。しかし、次男の心情に配慮が必要となります。場合によっては、兄弟関係が破壊させかねません。
そこで、このような場合には、信託契約とセットで遺言書を作成します。

【委託者】
【受託者】長男の配偶者
【受益権】父、父が死亡した場合には長男
【対象資産】不動産、預貯金
【遺言】遺留分減殺請求があった場合に備え、対象資産の順序指定を行う。

これにより、下記のような効果が期待できます。

【不動産】信託契約の対象とさせ、父が認知症となっても、受託者が修繕等の適切な管理を行うことが可能。
【現預金】遺留分を侵害してしまう場合に備え、順序指定の際に第1順位とする。これにより不動産の売却等の換金リスクを回避できます。

CASE02

父親の再婚に伴う遺産相続の事例

相談者 前妻の子
家族構成 前妻の子、後妻
相続資産 父名義の不動産、預貯金

状況

父の死亡により、父の財産の半分を後妻の方が相続されました。生前父から再婚の話は全くなく、死後初めて再婚していることがわかりました。父の身の回りの世話をしてもらっており、その点は感謝していますが、今回の遺産相続について全く納得しておりません。

POINT

再婚には、様々な方の理解を得る必要がある場合がございます。
中には、前妻との間に生まれた子の理解が得られず、再婚せずに事実婚のまま・・という方もいらっしゃいます。
今回の場合には、法定相続分である1/2の財産が後妻へ、そして後妻が死亡した場合には後妻の親族へ財産が流出すること となってしまいます。財産の流出を防ぎかつ、再婚を納得してもらうためにも、前妻との子に財産が承継出来るような仕組みが必要となります。
父親の再婚に伴う遺産相続の事例

家族信託で解決する場合のご提案内容

このような場合、2つの方法があります。

① 養子縁組を行う。
② 縁組が難しい場合には、信託契約が有効です。

以下のような信託契約を設定します。

【委託者】
【受託者】夫の親族
【受益権】夫、夫が死亡した場合には後妻
【信託の終了時自由】後妻の死亡
【残余財産の帰属】前妻の子

この信託を設定するには、「受託者」の選定が重要です。後妻にも前妻の子にも敵対的感情がない者を選定する必要があります。
場合によっては、信託銀行を受託者として介入させることも検討すべき事例です。

CASE03

高齢者住宅入居に伴うペット受け渡しの事例

相談者
家族構成 母・長男・次男
相続資産 母が所有している不動産、預貯金

状況

私は現在、1人暮らしです。子供たちは独立し、それぞれの家庭を持っています。1人暮らしは寂しく、昔から猫が好きなこともあり、3匹の猫と共に生活しています。近々、サービス付き高齢者住宅への移転を検討しております。自分が施設に入所した場合や亡くなった後、猫の面倒を誰が見てくれるのか心配でした。長男家族はマンション暮らしなので、ペット禁止。次男家族に打診したこところ、難しいとのことでした。結局、NPO法人へ引き取ってもらうこととなりました。飼い主として3匹の猫に申し訳なく、後悔しております。

POINT

1994年時点で計約1,522万匹だった犬と猫の飼育数が、2008年には約2,399万匹にまで増加して15歳未満の人口の約1,725万人よりも上回り、子供の数と逆転しています。現代社会から受ける心身の疲れを癒すようにペットを求める人や、第二の子育てをするようにペットを飼いはじめる世代の増加が考えられます。そこで問題となるのは、飼い主亡き後のペットの飼育です。
高齢者住宅入居に伴うペット受け渡しの事例

家族信託で解決する場合のご提案内容

【相談者】
【家族構成】母・長男・次男
【資産】母が所有している不動産、預貯金
【要望】自分で飼育出来なくなった場合にも、ちゃんと猫の面倒を見てほしい。できない場合は、新たな飼い主を見つけてほしい。

以下のような信託契約を設定します。

【委託者】
【受託者】母の知人
【受益権】
【信託監督人】動物愛護施設
【対象資産】猫及び預貯金
【信託の終了事由】猫が死亡した場合
【終了後の財産の帰属先】残った預貯金は長男・次男で相続

以下のような契約内容を設定します。

・母が健常な間は、自由に金銭を引き出すことが出来る。
・母が施設に入所した場合には、受託者が猫の世話のために金銭を引き出すことが出来るように設定する。
 勿論、飼育に関する注意点を契約内容として入れ込みます。
・猫が死亡した時点で残っている預貯金は、長男及び次男へ取得できるように設定する。

このような信託契約を締結することで、猫と共に信託された預貯金は、猫の飼育費以外の用途に利用することが出来なくなります。また、信託監督人を設定し、信託契約の内容通りに適正に飼育がなされているのか監視することが出来ます。

CASE04

高齢による認知力低下に伴う不動産経営の事例

相談者 長男
家族構成 長男・次男
相続資産 収益物件の共有持分

状況

私たち兄弟は、母から相続した収益物件を1/2で共有しております。お陰様で空室もなく、不動産経営は順調です。しかし、私たち兄弟も高齢となりました。近頃弟に認知機能の低下が顕著に見られるようになりました。不動産の大規模な改装をする契約をする必要があったのですが、相手先の施工業者よりこのままでは契約の締結が出来ないという連絡がありました。結果として、投機的な積極的な運用が出来なくなってしまいました。

POINT

男女ともに平均寿命は80歳を超えております。統計によると、65歳以上の4人に1人は認知症及びその予備軍とされています。認知機能が低下し、意思能力が欠如すると、契約の締結や遺言の作成、マンションの新築・増改築工事をすることが出来なくなってしまいます。
高齢による認知力低下に伴う不動産経営の事例

家族信託で解決する場合のご提案内容

以下のような信託契約を設定します。

【委託者】次男
【受託者】長男
【受益権】次男
【対象資産】収益物件の共有持分

これにより、長男が大規模修繕などの意思決定を行い、次男の意識低下によるリスクを軽減することが可能となります。
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